4つの『しつけ』と『守る言葉』 01
和泉幼稚園では、
4つの『しつけ』と『守る言葉』があります。
 しつけは子どもが社会人として一人前に育つように、礼儀や心構え、習慣などを教えることです。
 しつけは、仮縫いの時、布の縫い目を正しくするために、やさしい糸で縫い押さえておくためのものです。 本縫いが終わると、しつけ糸は抜かなくてはなりません。あまりに窮屈にすると抜けなくなったり、 反対にゆるすぎると、今度は正しく縫えなくなってしまいます。強すぎず、ゆるすぎずの呼吸がしつけ糸には 必要です。人間のしつけも同じようなものです。
 人として歩む道をはっきりと示しながらも、気長に余裕をもって、しつけることが大切だと思います。
 和泉幼稚園には「よくみる、よくきく、よくする」というお約束があります。
 何事も良く見る、見たことは何が正しいのかを考える。話を聞く、しっかり聞いたことを実行できる。 これが良くすることです。
 話を聞けない大人たちが増えていますが、小さい時からこのお約束をしっかり守れるように、 繰り返し繰り返し、ご家庭とご一緒にしつけていきたいと願っています。
4つの約束
1.あいさつの習慣
 みんなと楽しい関係を築くために
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朝、人にあったら、元気よく相手を見て、はっきりと「おはようございます」と挨拶をしましょう。朝の挨拶が1日の気分を決定します。微笑みながら上手に挨拶が出来たときには、自分も相手も気持ち良い1日になります。
「おはようございます」は友情・信頼・親しみ・連帯‥‥人と人を結ぶ一番大切な言葉だと思います。

2.履物の整理
 反省と思いやりの心を育てるために
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トイレに行ったら、汚さないように気をつけましょう。自分の心がきれいになるだけではなく、 次の人が気持ち良く用がたせます。生活の全てに、他人への思いやりの心を忘れないように習慣づけましょう。 遊んだ後、遊具を散らかしたまま放っておきますと、自分の心にもけじめがつかず、だらしなくなりますし、 他人にも不快感を与えます。思いやりを持てる子どもを育てたいと思うなかで、トイレを汚すまいと心掛けることは、 反省と思い遣りの心を育てることになります。

3.水を大切にしよう
 謙虚な心、幸せを分け合う心を育てるために
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石庭で有名な京都山科の竜安寺の茶庭の「つくばい」という石の手洗鉢に「我唯足知」という文字が記されているそうです。 「私はこれで充分だと、足りることを知っている人は富んでいる人」だという意味です。 また、足りることを知っている人は他の人にも分け与えることができる人です。 子どもの時から物を大切にする事を教えることは、足りることを知る謙虚さと奉仕する思い遣りの心を養います。

4.姿勢を正しく
 健康と素直な心を育てるために~
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1日の挨拶とかかせないのが、この“姿勢”です。
健康なからだには、姿勢が重要なかかわりをもっています。 靴のかかとを踏まない、それも正しい姿勢に大切なことです。 教育の第一歩は、姿勢を正すことから始まります。悪い姿勢は疲れやすく、特に前傾姿勢は内蔵を圧迫し、 物事に対する注意が散漫になります。よい姿勢はからだを健康にし、精神を爽快にします。 子どもの頃からこの正しい姿勢を心のありようとして日々の園生活で育んでいきたいと思います。
井戸イメージ